活動報告


第3回NEXTaGE講習会

テーマ:『新しいインソール作製法の提案と実際』

~足部の状態変化に対応したインソールスキルとエクササイズの融合~

講師:川口 雄一 先生(PIEGLLO代表、愛野記念病院理学療法士)

日時:平成31年4月29日 10:00~16:00

 

【10分で誰でも作れる臨床ツール】と聞けば誰しも興味を惹かれると思います。

 

インソールスキルには多くの手技が存在しますが、この度川口先生にご講演いただいたハンディ i は、

まったく新しい視点からインソールを捉えており、受講者の皆様も驚愕したことと思います。

 

ハンディ i は安価で簡単に誰でも作れるため、スピード感を要する臨床に活用しやすいことが特徴で、

インソール自体の性能に100%を求めず、不足分の機能を徒手療法やエクササイズで補填する考え方は本当に興味深いです。

足部の状態変化を観察し、変化に伴って作り変えていくことを前提とされており、

《作ったらおしまい》にならないといった点も魅力のひとつだと考えます。

 

とにかく臨床で結果を出すことを追求してこられた川口先生ならではの着眼点と柔軟な発想に感服いたしました!

 

ご講演いただいた川口先生、参加していただいた受講者の皆様、本当にありがとうございました!

 


第2回NEXTaGE講習会

テーマ:『関節疾患患者の歩行障害に対するアプローチ 股関節・膝関節編』

~バイオメカニクス・病態運動学・機能的検査に基づく統合的評価と検査~

講師:谷口 隆憲先生 (福岡国際医療福祉学院 理学療法学科)

日時:平成30年10月28日 10:00~16:00

 

 

「MMTでの筋力は上がったのに動作は変わらない」、

「関節可動域は良くなったのに動作時の痛みは変わらない」など

Impairment(機能障害)とDisability(能力低下)が結びつかない臨床で経験しがちな問題を解決するための考え方や評価方法について実技を交えてご教授いただきました!

 

「局所と全体」、「機能障害と能力低下」

ついつい切り離して評価をしてしまいがちですが、

症状が出現する動作の中から抽出した運動課題の中で

「どうすれば痛みがなくなるか、運動がスムーズになるか」を見つけていくことが、

病態を解釈するために必要だと学ぶことができたと思います。

 

「木をみて森をみず」

よく聞く言葉ですが、改めてこの言葉の重要さを感じました!

 

今回の講習会で学んだ考え方を実際の臨床に昇華させていただけると幸いです。


外部主催セミナー参加報告

PIEGLLO STUDY 応用コース

参加した講習会の情報についても投稿していきます。

ということで、第1弾!

(写真も合わせて投稿する予定でしたが、講習会に夢中になり、すっかり忘れてしまいました。)

 

【PIEGLLO STUDY 応用コース】

平成30年10月18日

 

PIEGLLO代表 川口雄一 先生主催の

PIEGLLO STUDY 応用コースに参加させていただきました。

PIEGLLO STUDYでは『姿勢・動作分析の内容を、治療手技につなげるための思考過程』を紹介されています。

 

今回は、実際に参加者同士で足部や立位姿勢、歩行を観察・分析し、得られた情報をどのように解釈し、治療に繋げていくかをご教授いただきました。

 

その中で

「型に囚われずに考える」ということを意識する必要があり、従来の運動連鎖や方法論にとらわれず自由な発想で考えることが重要であるというお話がありました。

 

自分が立てた仮説を支持する情報ばかりに着目してしまう「確証バイアス」に囚われないためにも、多くの方と意見交換をしていくべきだなぁと考えさせられました。

 

今後はPIEGLLO主催の講習会情報もFacebookやホームページに投稿していきますのでよろしくお願いします!

 

PIEGLLO:

https://piegllo.wordpress.com/

 

NEXTaGE Facebook:

https://www.facebook.com/nextage.nagasaki/


第1回 NEXTaGE講習会

テーマ:『脳画像とバイオメカニクスから考える歩行分析とアプローチ』
講師:玉利 誠先生
(福岡国際医療福祉学院 理学療法学科)
(国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 准教授)
日時:平成30年9月23日 10:00〜16:00
先日、記念すべき第1回NEXTaGE講習会を開催いたしました。
今回は、歩行に関するバイオメカニクスの基礎や脳画像の見方について、実際に症例を交えて解説していただきました。
来場できなかった方々のために要点を少しだけ以下に記載しております。
バイオメカニクスから考える歩行分析については、歩行時に達成すべき3つの課題と各フェイズの関節運動やモーメントの関係についてご教示いただきました。
次に、脳画像については、構造画像から考察できる範囲の限界を踏まえつつ、画像の見方のポイントについてご説明いただきました。
参加者様からも
「難しい内容と思っていましたが、わかりやすかったです。」「片麻痺患者の異常歩行の原因やそれに対するアプローチを知ることができて良かった。」
との声をいただきました。
脳血管疾患患者に限らず、筋力や関節可動域だけでは解決できない日々の臨床の悩みを解消する一助になれば幸いです。
また一歩踏み込んだ内容で第2弾、第3弾の開催も検討しておりますので今後ともよろしくお願いいたします。